DAISOインク調合セットで万年筆インクを自作してみた

こんな経験、ありませんか?
- 万年筆やガラスペンで色々なインクを試したい!
- お気に入りの色をもっと安価に使いたい
- 好きな色と思って買ったのに、実際に使ってみると理想と少し違う
- 自分でオリジナルのインクを作ってみたい

万年筆を購入し、「折角だからたくさん使いたい!」と意気込んで手帳もノートも万年筆で書いていたら、あっと言う間にインクが1瓶からっぽになってしまいました。

買い替えのタイミング…折角なら他のかわいいインクも試したい!
しかし万年筆インクは以外と高価なのでなかなか手が出ません…。
そこで今回はDASIOで売っている調合オリジナルインクを使って、オリジナルのインクを作ってみました!
インクを作ってみる
インク調合セットの詳細を見てみる

こちらの商品、カートリッジに詰めてオリジナルペンとして使う他にも、裏面には「つけペン、ガラスペンにも使える」とは書いてありました。

このインクが万年筆でも使えたら、コスパ最強で好きな色を手軽に作れる✨
ですが、「万年筆」に使えるかどうかは書かれていない…
そこで、こちらのDAISOのインクが万年筆にも使用可能なのかを実験してみることにしました。
実際に作ってみた記録

手帳をハロウィン仕様にデコりたくてシールとマーカーペンを買ってきました。

万年筆のインクも合わせてハロウィン仕様にしたい!
ということで早速作ってみましょう!

①インクを混ぜ合わせる

②実際に使ってみて色味を調整

作ったインクを万年筆に入れて書いてみる
DAISOで「手作りペンキット」を買いました。
好きな色に調合してオリジナルのペンが作れるこのDAISO商品、かなりしっかりペンが作れるのが楽しくてたくさん調合をしました。

もしかしたらこの調合したインク、万年筆用にそのままつかえるかも…!
と閃いたので早速実験してみます。
作ったインクは長期間の使用に問題ない?
実験①インクを長期間放置してみる
作ったインクを詰めた万年筆を長期間放置してみました。
ここでペン先が動かなくなったり、調合した色が分離していれば、瓶1本分作ったインクをずっと使用する…という使い方は難しいかもしれません。
インクを入れる容器に色が沈着している分には問題ないかもしれませんが、大切な万年筆であればキレイに使えるに越したことはないでしょう。

いざ実験。万年筆にインクを入れたまま半年放置してみました。
point1 万年筆は変色なく使用可能か
実際に書いてみました。インクづまりなし、色も特に4ヶ月前と変化はなさそうです。

point2 容器に色の沈着はあるか
万年筆にインクを入れたまま4ヶ月ほど放置したのがこちら。


インクを入れっぱなしにしていた万年筆を洗ってみました。コンバーターの中に色残りがないため、色の沈着の心配も大丈夫そうです。

別メーカーの万年筆でもお手製インクを愛用していますが、全く沈着なく使えています!
実験② 色ごとに比重が異ならないかを見てみる
染料なのであまり色が分離するイメージはありませんでしたが、気になったので実験してみます。実験①の時点で実用性に問題がなさそうなのは分かりましたが、より具体的に安定して使用できるのかを試し、調合したインクは長期間安定して使用できるかの裏付けをしていきます。
フラスコ型の容器にインクを入れ、混ぜたのち5日間放置してみました。


シリンダーもスタンドもDAISO。有能。

結果:分離の心配なし
何色を組み合わせて調合しても、問題なく使用できそうです。
自作インクをたくさん作ろう!
ひとまずDAISOのインクが安定して問題なく使用できることが確認できました!
ここからは実際にインクをどんどん自作して使っていきましょう!
市販の10分の1の値段でインクが使い放題!
DAISOインクの最大のメリットは好きな色のインクを安価で作れる点にあります。


商品には特に重さが記載されていないため、あくまで目安としてご参考にしてください。
空のボトルと新品のボトルの重さを測ってみました。
インクが入ったままの容器が31.4g、使い切った空の容器が6.1gだったので、約25mlで110円という破格のコスパでインクを作ることができることになります。
実際にボトル1本分のインクを作ってみた
使い切った万年筆インクのボトル(50ml用)を使ってインクを作ってみます。

好みの色に調整しながらインクを調整していきます。試し書きしながらインクを作りましょう。

インクづくりの留意点
- インクが乾く前の色と、乾燥後のインクの色が少し異なりました。乾燥後の色もチェックして完成させましょう。
- ボトル後半はインクをたくさん足さないと色が変わりにくくなります。

分かりにくいですが、今回作ったインクは乾燥後緑っぽさが強くなり、彩度が少々下がって落ち着いた色になります。

万年筆のインクは50mlで安くても1500円〜3000円くらい印象なので、50ml220円で使えるダイソーのインクとは7倍〜14倍も値段が違うことになります!
この計算にインクボトル代は含まれていませんが、それでもかなり安価にインクを手に入れることができます。

万年筆を愛用してるとすぐにインクがなくなっちゃうから、これはめっちゃお得!
5色セットの色見本と混色例

作りたい色がある場合はCMYKを参考にすべし
明確に作りたい色がある場合や、混色に自信がない場合は、その色のCMYKを調べてみましょう。どの色が多く使われているか、ざっくりとした指標になります。
様々な実用方法
気分や用途に合わせてインクをカスタマイズ!
自作インクの長所の1つに、気分が変わったら色を変えられることも挙げられます。
ちょっと色が濃い…色味を他のペンに合わせたい…そんな要望も叶います!
手帳を買ったのに裏抜けが…
新しい手帳を買いました!私は手帳は色にこだわって、押し色や好きなシールいっぱいにして使いたいので、本体や使うペンもこだわって選びます。

せっかく選んだ手帳で万年筆インクが裏抜けする…
自分が作ったインクが裏ページに透けてしまい、次のページを書くときにモヤモヤします…
なのでインクを少し薄めに調合し直し、最適な濃さにして使用しています!
コラム:インクの乾燥速度
途中でマーカーペンを引いたり、万年筆のキャップを開けっ放しにしたままペンをテーブルに置いちゃうことってありますよね。
そんな状況でこの自作インクはどれくらいで乾くのか、気になったので実験してみました。

10分くらいがらかすれ始めました。(室内18℃で計測)
Max10分くらいを目安にしてキャップをしてください。

私は万年筆をキャップせず置きっぱなしにしてテーブルから落として故障させたことがあるので、そもそも開けっぱなし放置は推奨しません。毎回閉めましょう…

色やデザインを活かして商品づくり
急ですが少しだけ自己紹介を!普段は障害福祉×アートのお仕事でこどもや大人に様々なアートの授業をしています。

その一貫で行う商品開発で実際に行ったワークです。
色材の3原色やイラスト、デザインの勉強をしてから、実際に勉強してから、生徒の皆さんにインクづくりをしてもらいました。
ラベルを自分で作り、色の名前も自分で決め、何度も色味を確認しながらインクの調合をしていきます。


完成したのがこんな感じです。

生徒さんのイラストは著作物を含む可能性があるため、画像は私が作ったもので代用しています。

生徒さんのインクもイベント出店のときに新作を持っていっています!お会いできるご縁があれば1点物のインクとの出会いを求めに来てください!